27日から激しい雨とアラレに見舞われた新潟県内は、下田村で初雪が降ったり、長岡方面から来る車の上に雪が積もっていたりと、本格的な雪のシーズンを迎えようとしている。

イチョウの葉の黄色いじゅうたんが美しかった28日の青梅神社境内

三条地域消防本部の観測だと、28日の最低気温は午前6時の5.8度で午後7時までの最高気温は午後4時の9.9度。雨量は37.5ミリで、窓ガラスにたたきつけるように雨が降ったり、27日夜からの落雷も朝まで続き、雷の音で目が覚めた人も多いはずだ。

未明から日中を通して10メートル以上の風が吹き、午前10時には瞬間最大風速15.7メートルを記録した。

この荒天でイチョウ、サクラ、モミジなど紅葉が美しかった加茂市青海神社の境内もアラレや風の影響か、木々の葉がほとんど散ってしまい、境内をイチョウの葉の黄色いじゅうたんが敷き詰めた。

それでもイチョウには、まだいくらか葉が残るが、サクラはすっかり葉を落として枝を寒風にさらしている。

つい最近まで子どもを連れた若いお母さんや年配の人などの散歩コースとして、にぎわっていた加茂山も、この日は人影もなくひっそり。強い風が吹くたび、ひらひらと葉が静かに散っていた。