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下田村にことしも冬の使者、ハクチョウが飛来 (2001.12.5)
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下田村森町地内の五十嵐川にことしも冬の使者、ハクチョウが飛来して冬支度を急かしている。
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下田村に飛来して羽を休めるハクチョウたち
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下田村には毎年、11月下旬から数羽ずつハクチョウが飛来し、ピーク時には150羽ほどの群れになって冬を越す。ことしも11月下旬に4羽ほど訪れて以来、日ごとに数を増やし、5日には25羽ほどのハクチョウが五十嵐川の川面を漂っていた。
「白鳥おばさん」の愛称で親しまれる下田村森町、小島タエさん(77)は、白鳥が下田村へ飛来するようになって以来、世話をしている。
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観察小屋の小島タエさん
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小島さんは「おじいさんがずっとハクチョウの世話をしてきたけど8年前に亡くなってしまってね、それから私が世話をしてるんだて。年々増えているっけ、ここがいいんだね。朝夕、私がえさのバケツを持って河原に降りていくと寄ってきてかわいいもんらてねぇ」と目を細める。
ハクチョウが集まる河原の土手には、観察小屋があり、壁には小島さんのおじいさんの写真やハクチョウの生態などを書いたプリントが貼ってある。
えさになるコメも置いてあり、小島さんがバケツでえさをやる。学校であまったパンや製菓の残りもハクチョウの好物で、えさ持参でハクチョウ見物に訪れる近所の人もいる。
友だちと3人で河原にハクチョウを見に来た森町小学校2年高崎ひかりちゃん(8つ)は、小島さんからもらったパンをちぎってはハクチョウに向かって投げ「あー、食べた、食べた!ほら、あの大きいハクチョウは、よくばりでパンを独り占めしてるよー、ほかのハクチョウをつっついてる!」と小島さんに教えていた。
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