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ヒメオドリコソウが咲き始め、春本番は目前 (2002.3.11)
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燕市南地内の中ノ口川右岸堤防に群生するヒメオドリコソウが花を咲かせ、春の花だよりはいよいよ本番だ。

中ノ口川右岸堤防のヒメオドリコソウ(11日午後5時17分撮影)
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ヒメオドリコソウはシソ科の2年草。ヨーロッパ生まれの帰化植物で、在来種のオドリコソウに似ることから、その名に「ヒメ」を冠する。
漢字では「姫踊子草」。笠をかぶった踊り子に似るのに由来する。今の時期、草丈は数センチと小さいので、気づきにくいが、野原やあぜ道などいたるところに群生している。
重なる葉は上の方ほど小さく、紫色がかり、にいくほど小さくなる。てっぺん近くから周囲に舌を出すようにぴゅっと飛び出しているのが花。紫とピンクの間くらいの淡い色をしている。
中ノ口川の右岸堤防には、整然と並ぶサツキの足元に多く見られるほか、川側の土手の斜面にも。
まさかヒメオドリコソウのためではないだろうが、斜面を覆う緑色のシートに碁盤状に空いた、ほかの植物を株植えしたと思われる穴をヒメオドリコソウが占領。こんもり盛り上がるようにヒメオドリコソウが密生、安息の地を得ている。
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