加茂市の加茂山リス園が今シーズンも7日オープンし、ちょうど満開を迎えた加茂山公園のサクラの花見客も訪れ、半年ぶりにお目見えのかわいらしいリスと対面した。
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両手でえさをつかんで食べる姿がかわいいシマリス
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平成4年のオープンから10年で延べ894,924人が来園し、昨年も101,399人が訪れている家族連れの行楽の人気スポット。冬場は休んで4月から11月までオープンしている。
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キタリスの小屋をのぞき込む来園者
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にぎわう加茂山リス園園内
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背中の5本の黒い縦じまが特徴のシマリス120匹と、アジア北部やヨーロッパにすむキタリス3匹を飼育しており、オープン初日は180平方メートルの園内にシマリス58匹を放し、小屋に入ったキタリス3匹を公開した。
放したシマリスは昨年9月に「入園」したばかりの若いシマリス。冬の間、冬眠していたがオープンの日の朝、否応なしに小屋の外に出されるをいやがり、スタッフを手こずらせた。
それでも午前10時の開園のころには外にも慣れ、設置してある木に登ったり、地面を走り回ったり。好奇心が旺盛で、柵を超えて来園者の足下に近づく大サービスで、子どもたちを喜ばせた。
リンゴやニンジン、サツマイモなどを細かく刻んだえさを園内数カ所に設置しているが、7月半ばにはリスも人間に慣れて直接、人の手からえさを食べるようになるという。
今シーズンは11月24日まで。開園時間は午前10時から午後4時まで、6月から8月は午後5時まで。入場無料。月曜閉園だが、ゴールデンウィークの5月第1月曜は開園。問い合わせは同園(電話0256-53-3698)へ。
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