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燕地区交通安全協会の更新講習がIT化 (2002.7.3)
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(財)燕地区交通安全協会(柴山富栄会長)は3日、運転免許更新講習にパソコンを導入、名付けて「IT講習会」をスタート。交通事故の最新データなどを視聴覚に訴えるわかりやすい講習だ。
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燕地区交通安全協会で始まったIT講習会
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ビデオ上映はこれまでと変わらないが、各協会が独自に行っている講習の部分にパソコンを導入。パソコンと同じ画面を液晶プロジェクターで100インチのスクリーンに投影し、スライドのように画面を切り替えながら県公安委員会から交通指導員に承認された女性職員2人と長谷川虹兒事務局長が講習を行う。
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パソコンを操作して講習する女性職員
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内容は6月1日に一部改正となった道路交通法の改正と更新時の講習について、事故の発生状況と安全運転、適性検査SAS700の実施、さらに燕署管内の交通事故発生状況のデータや実態、運転者に課せられた3つの責任、安全運転の心構えなど20数ページ分を約20分で説明する。
パソコンのおかげで常に最新のデータに更新でき、同時に数値がグラフ化されるので、一目でわかる。初お披露目となった3日午後3時半からの講習は7人が受講し、「こういう形はいいと思いますよ。耳で聞いて目で見るやりかたが分かりやすい」と評判は上々だった。
全国的にはすでに同様の“IT化”した講習が行われているが、本県ではほとんど例がない。同協会ではパソコンに明るい長谷川事務局長がプレゼンテーションソフトを使ってデータを制作した。
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左から長谷川事務局長、柴山富栄会長
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長谷川事務局長は「従来の講習はただ安全運転などの話をするだけで、受講者が本当に聞いているのかどうかわからない。パソコンを使ったこのような取り組みは県内でも初めてだと思います」と話す。
また、初日は柴山会長も見学に訪れ、「初めて見ましたが立派なものです。安全運転をただ訴えるだけでなく聞く人に感動を与えることが大切。講師の女性職員も初めてにしては、あがることもなく、とてもわかりやすかった」と有効性を確認していた。
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