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小池中学校区で「子どもフォーラムin小池」 (2002.7.17)
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燕市小池中学校区の保護者や教諭で構成する小池中学校区子どもを育む会(会長・駒村真小池中学校長)は、17日午後2時から燕市文化センターで「子どもフォーラムin小池」を開き、小池中学校の2年生と小池小学校、大関小学校の6年生が子どもたちを取り巻く環境などを分科会形式で話し合った。
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燕市・小池中学校区子どもを育む会の「子どもフォーラムin小池」
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小池中学校の2年生91人、小池小と大関小の6年生75人、それに保護者、教諭ら30人ほどが参加。「居心地のよい学級・学校にするために」「土・日などの家庭や地域での過ごし方」「社会のルールと大人や子どものマナー」をそれぞれ基調提案とする3つの分科会に分かれて話し合ったあと、全体会で分科会ごとのまとめを発表した。
分科会のひとつ、「居心地のよい学級・学校にするために」では、小池小6年生入江智秋さんが、「自分からみんなのなかに入り込み仲良くしなければならない。どんな人とも仲良くするために、人に話しかけるのが苦手な人には声をかけていきたい。それからいじめをなくすこと、いじめを見たらやめさせたい」と話した。
さらに、大関小6年生山崎佳澄さん「友だちの悩みを聞いてあげたい。私も知らずに人の悪口を嫌がることをしたことがある。相手の気持ちを考えないと学校が嫌になる」と自戒を込めて話し、小池中2年生亀山未希さんは「体育祭、文化祭、合唱コンクールなどの楽しい行事があるから楽しく学校に来ことができる。合唱コンクールなどクラスの仲が悪かったら優勝できない。そして人のよいところを探していけば毎日、明るい学校でいられる」と、行事の積極的な参加が学校を明るくすると提案した。
また、「土・日などの家庭や地域での過ごし方」の分科会では、休日の過ごし方について子どもたちが「ゲームをしている」「ぶらぶらしている」「家の手伝いをしている」と答えたのに対し、保護者はさらに突っ込んで「目的がなくぶらぶら出かけるのか、自分の家の手伝いはみんなもっているのか」と、子どもたちの意識まで導き出そうとしていた。
燕市教育委員会では、平成11年に市内11小中学校が一堂に会した子どもフォーラムを開き、好評だったことから翌年から各学区ごとに開くことになった。今回は、子どもたちが堅くなってなかなか意見が出なかったが、保護者のリードでからまった糸をほぐすようゆっくりと遠慮がちに本音を話していた。
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