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小雨が水を差すも大名行列と舞い込みで三条まつりはピークに (2003.5.16)
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三条まつりは15日、大名行列とそれに続く舞い込みでピークを迎えた。途中で降り始めた雨が水を差したが、八幡宮(藤崎重康宮司)の御神幸祭の大名行列は総勢420人の大行列が三条市の大通りを典雅に進み、舞い込みは激しいもみ合いで熱気にあふれた。
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八幡宮を出発する大名行列の天狗
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行列は午後0時45分、先供(やっこ)を先頭に八幡宮を出発。大通りに出ると市内の三条、一ノ木戸、裏館の3小学校の児童による子ども御輿(みこし)が先導し、さらに長い行列となった。
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大名行列の人気者、先供の妙技
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かわいらしい鷹匠
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行列には天狗(てんぐ)、傘鉾、若衆会、神職などで編成。先供の「え〜これわいさ〜」の威勢のかけ声が響き、長柄を回したり、2人1組で道具を投げて受け渡す妙技が通り過ぎると、主役の天狗の登場だ。緋色の鳥兜(とりかぶと)をかぶって刀を差し、高さ約60センチもある高下駄をはき、両脇を支えながら足を高く上げて歩く。高下駄を振り下ろすたびに「カーンッ!」と大きな音が響き、初めて見る人は「すごいもんらね」と目を丸くすれば、「怖い〜」と母親にしがみつく子どももいた。
行列は本町6から田島の諏訪神社まで進むところ、雨脚が強まったため途中で神明宮で折り返したが、舞い込みは午後5時から予定通り行った。
小雨のおかげで境内のほこりが収まり、おあつらえ向きのコンディション。小さな子どもを肩車した数百組の親子が天狗、2基の御神輿、太鼓などに続いて境内を3周。もみ合いの末、御霊(みたま)を納めた神輿を拝殿に上げると見物人から拍手が起こり、続いて参拝者も拝殿で参拝、子どもの無病息災を願った。
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