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5日まで加茂で高木節郎さんのパン粘土人形作品展 (2004.4.5) |
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パン粘土人形作家の高木節郎さん(68)=加茂市青海町2=は、1日から5日まで加茂市穀町、MARUDAI有本商店で作品展を開き、手のひらサイズのパン粘土人形が訪れた人の目を楽しませている。
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5日までMARUDAI有本商店で開かれている高木節郎さんのパン人形の作品展
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パン粘土は、小麦粉にグルテン、酢、防腐剤などを加えて粘土状にしたもので、アクリル絵の具を練り込んでさまざまな色を出す。
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会場でパン粘土人形作家の高木さん
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それを素材にした高木さんの人形は、大半が高さ数cmの小さな作品。子どもが遊ぶ姿をモチーフにしたものが多いが、ちょっぴりセクシーな尼さんや、すらりとしたモデルのような女性、マサイ人、サルなどユニークな作品も。加茂市の花のユキツバキや田上町のアジサイを模様にしたチョッキを着せ替えできる人形もある。
 |
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祭りのあと、足を投げ出していつまでも話し込む子どもたち
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どこから見ても愛らしい人形たち
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ちょっぴりセクシーな作品も
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着せ替えのできる五顔人形
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ホタル
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少年
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目、口、髪、指先など細かい部分の細工は、先を加工したつまようじや竹ぐしを使う。ぽかんと開けた口や上を向いた鼻の穴がユーモラスで愛らし表情や、前後左右から見られるほのぼのとしたしぐさに思わずほほ笑んで見入ってしまう。
高木さんは人形づくりの難しさは、題材を決めることと言う。「見た人の感情が豊になるように表現したい」と言い、楽しいときは「思い通りに完成したとき」と目を細める。 本業は工業用潤滑油販売会社の代表。妹が東京でパンフラワーの教室を開いていたこともあり、9年前に趣味でパン粘土人形の制作を始めた。今では地元の交通安全運動の粗品に使われることもあり、ことしは銀行や新潟のデパートでも作品展示の予定があって忙しい1年になりそうだ。
作品展は午前9時から午後4時まで。即売も行っている。作品展の問い合わせはMARUDAI有本商店(電話:0256-52-0361)へ。
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