台風23号の接近で20日の三条市はことし3番目の雨量で、市内2カ所で通行止め

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(2004.10.21)

台風23号の接近で20日は雨が降り続き、三条市では1日で累計86.0mmの雨が降り、1日の雨量では7月13日の217.5m、7月10日の121.5mmに次いでことし3番目の多さだった。

通行止めにした須頃3地内の石上大橋たもとの坂の下に取り残されて水につかる乗用車

三条地域消防本部の観測では、1時間の雨量が最も多かったのは午後11時までの1時間の10.5mmだった。

この雨で低い土地に雨水がたまり、三条市では20日夜までに須頃3地内の石上大橋たもとの坂の下をくぐる市道と金子新田地内の市道の計2カ所を道路に水がたまったため通行止めにした。

石上大橋側の市道では、赤いライトを取り付けたバリケードを立てて進路をふさいだが、バンパーのあたりまで水に使った乗用車1台が取り残されていた。依然なら他人事とすませてしまうような光景でも、7・13水害後は悪夢を思い出させる嫌な光景だった。

また、三条市では土木課や行政課の職員が泊まりで対応しており、市内を巡回パトロールしている。20日午後11時過ぎまでに被害などの連絡はなかったが、7・13水害で被害を受けた嵐南地区の住民から五十嵐川の状態などを問い合わせる電話が数件あった。