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上越新幹線が66日ぶりに全線開通、燕三条駅も帰省客でにぎわう (2004.12.28) |
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JR上越新幹線が28日、新潟県中越地震の発生から66日ぶりに全線が開通し、県央地域の玄関口、燕三条駅も帰省客と出迎えの家族などでにぎわった。
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28日、上越新幹線が全線開通し、燕三条駅の下りホームに次々と降り立つ帰省客
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10月23日に地震発生から車両の脱線、トンネルや線路の損壊があり、越後湯沢−長岡駅間が復旧して全線開通となり、年末の帰省ラッシュに間に合った。
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地震前のかわらないにぎわいの改札
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燕三条駅では、一部区間が運休の間、乗降客はふだんの3割くらいに減っていたが、全線開通とともに地震前と変わらない利用者であふれ、活気を取り戻した。
県央地域は地震による直接的な被害は少なかったが、新幹線の一部区間運休や風評のため、弥彦などで観光地で観光収入が大きく落ち込んだだけに、改札前に近隣市町村のポスターを張り、観光パンフレットのコーナーも設置して観光をPRしている。
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改札口に前には地元市町村のポスターや観光パンフレット
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ただ、年末年始期間の指定席予約は前年同期の4分の3ていどにとどまっている。また、この日は午後6時半ころに中越地方で最大で震度5弱を記録する地震が発生、一時的に越後湯沢−長岡駅間で運転を見合わせ、全線開通も出鼻をくじかれた形だ。
燕三条−越後湯沢駅間で速度規制を行っているので、通常より15分ほどの遅れとなるが、年末年始は臨時列車も増発。下りのピークは30日で、上りのピークは1月3、4日となる見込み。
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