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27日までの流木アーティスト、タナカ・キンさん流木アート展 (2005.2.24) |
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流木アーティストで燕市議の燕市花見、タナカ・キンさん(54)は、23日から27日まで県央サティで流木アート展「仏のみ手に いだかれて」を開いており、海岸に打ち上げられた流木を素材にした仏像などを展示している。
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27日まで県央サティで開かれているタナカ・キンさんの流木アート展
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作品は、海岸に流れ着いた流木の素材を最大限に生かし、白、黒、銅色のシンプルな仏像と同じく海岸に打ち上げられたマツの木の皮に彩色したカラフルなアートの2種類。
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流木の仏像
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仏像は、高さ40、50センチのすらりとしたものから10センチほどの丸い形のものまで大小さまざまな50点余り。海辺でキャンプファイヤーなどに使われて黒く焦げた部分や朽ちたところなどをヤスリで削り仕上げていく。 マツの木の皮のアートは、マツの木肌の模様を生かして、アクリル絵の具でカラフルに彩色。5センチほどのブローチから昆虫採集の標本箱のような額に入った作品など30点余り。 タナカ・キンさんは、イラストレーションやジュエリー工房、近年で舞台監督などモノを作り出すことを続けている。若いころは「自分が自分が」という世界を作ろうとしていたけれど、数年前に海岸で1本の流木と出会ったのをきっかけに、「生かす」がテーマになったと言う。
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マツの木の皮のアート
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制作中は「作らされているな」と感じると話し、「作品に、命を吹き込むことができたらいいな」という思いで、現在の作品には「生きる」という文字を入れている。
流木アート展は、午前10時から午後7時までで、最終日は午後6時まで。入場は無料。
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