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総額5億円の三条市ひまわり債がわずか1時間50分で完売 (2005.3.1) |
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三条市は1日、10日発行の発行総額5億円の住民参加型公募債「三条市ひまわり債」を市内金融機関で先着順で販売した。販売期間を7日までの一週間に設定したが、初日の販売開始からわずか1時間50分で完売する人気だった。
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市内金融機関で三条市ひまわり債の販売
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前年度に続いて2回目の発行で、市民からひまわり債を購入してもらって資金調達するのが目的。今回は発行分は、主にJR信越線東側に移転する三条高校通学路整備事業の上空通路建設費に充てる。
元金償還は平成22年3月10日の5年満期一括償還で、利払いは年2回、利率は年0.66%。利率は前回発行の0.5%から0.16上がり、限度額の300万円購入なら満期の利息は税引き前で99,000円。一般的な1年満期自動継続の定期預金は約0.03%なので、その20倍以上の利率だ。
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三条市ひまわり債証券の見本
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前回は抽選で販売したが、今回は先着順。取り扱い金融機関の三条信用金庫と第四銀行へ来店して買い求めてもらった。 三条信用金庫では、総額5億円のうちの2億円を販売し、午前9時の販売開始から40分で売り切れた。同金庫本店では、開店と同時に4、5人の購入希望者が来店し、その後も希望者が訪れた。混乱を避けるために整理券を配布したが、販売額に達した後に来店する人もあり、電話での問い合わせも続いた。 3億円を販売した第四銀行では午前10時40分に完売。両金融機関合わせて、224人が購入し、購入額は1人平均220万円余りだった。
前回も発行額5億円の2倍を超える応募があったが、市民のひまわり債への人気は健在。市総務部財務課では、「発売から2、3日で完売してくれれば理想的と考えていたが、午前中に完売したのは予想外」と市民の関心の高さに驚き、「購入できなかった皆さまには心からおわびを申し上げます」と話していた。
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