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5、6日と県央地場産で初めての日本・新潟雪割草祭り (2005.3.5) |
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日本雪割草協会(笹沼孝男会長)と新潟県雪割草愛好団体連合会(大原久治会長)は5、6の2日間、県央地域地場産業振興センターで日本・新潟雪割草祭りを開き、県内外から出品されたユキワリソウ約350点を展示するとともに、苗や鉢物を即売している。
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5、6の2日間、県央地域地場産業振興センターで開かれている日本・新潟雪割草祭り
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日本雪割草協会は、ユキワリソウを販売する国内の20業者でつくる。毎年、単独で同協会新潟大会を開いてきたが、今回初めて新潟県雪割草愛好団体連合会と合同で名称も「日本・新潟雪割草祭り」と変えて開いている。
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県知事賞の鈴木さんの「宮桜」
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新潟県雪割草愛好団体連合会は、ユキワリソウを県の第2の花にしようと2、3年前から運動しており、新潟のユキワリソウをさらにアピールするのがねらいだ。
会場には、前日4日に審査したコンテストの出品作品を展示する。標準花や千重花など花の咲き方で12部門に分け、部門ごとに金、銀、銅、奨励賞を各1点選出。さらに、金賞12点のなかからグランプリとして県知事賞に鈴木良男さん=新津市=の標準花「宮桜」、名誉会長賞に小菅兵衛さん=阿賀野市=の三段咲「辻が花」を決めた。
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名誉会長賞の小菅さんの「辻が花」
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初日5日は、開場と同時に年配者を中心に愛好者が詰めかけた。ちょうどこの日は「啓蟄(けいちつ)」。朝のうちは強い雪が降ったが、早春を知らせるユキワリソウのかれんな花がひときわ暖かく鮮やかに映えた。
来場者は花にカメラのレンズを向け、「この花、優しそうらねー」とうっとり。即売コーナーでは、ルーペを手に品定めしたり、10個近い苗のポットを手にしたりと、ファンは夢中だった。
笹沼日本雪割草協会会長の話では、ユキワリソウの魅了は色の変化や花の咲き方など種類が豊富なこと。交配も比較的簡単で、オリジナルの花もつくることができ、場合によっては一獲千金の夢もあり、常緑で栽培スペースをとらないので最近は若い人がインテリアにすることも増えていると言う。初日は午後5時まで、2日目は午前9時から午後4時まで、入場無料。
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