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7日、三条市内全中学校で卒業式行われ、890人巣立つ (2005.3.7)
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三条市内7中学校すべては7日、そろって卒業式を行い、合わせて890人が9年間の義務教育課程を終えて、それぞれの学舎を巣立った。
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7日、三条市立第一中学校で行われた第58回卒業証書綬与式
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昨年の7・13水害で大きな被害を受けた三条市立第一中学校(山田敏彦校長・633人)では、午前9時50分 から同校体育館で第58回卒業証書授与式を行い、市内中学校で最も人数が多い、215人が3年間の思い出を胸に卒業した。
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卒業生に卒業証書を手渡す山田校長
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卒業生は、担任に名前を呼ばれ、黄色やオレンジの鉢花で飾られたステージに登壇。山田校長は一人ひとりに卒業証書を手渡した。 山田校長は、7・13水害で受けた被害の復旧工事が進む中での学校生活を振り返り、「家庭や地域、学校が困難ななかで、学校を引っ張ってくれた」と3年生に感謝。「自分を取り巻く環境がどのように変わっても、自分の貫く信念や目標だけは持っていてほしい」と述べ、孔子の「一(を)以て之を貫く」の言葉を贈った。
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卒業生が学校に贈った紅白幕に囲まれて合唱する卒業生
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卒業生代表の長谷川敦史さんは、「何事もあきらめないたくましさを今後の人生に生かし、一中生だったことに誇りを持ち続け、明日からそれぞれの道を歩んでいきます」と、決意の言葉を述べた。
卒業生は卒業記念品に、紅白幕一式を贈った。同校では、7・13水害で学校の備品も使えなくなったものも多く、山田校長は「この紅白幕をさっそく飾らせてもらい、卒業授与式を行えた」と話し、感謝した。卒業生の大半は、9日の公立高校一般入試に挑み、11日の発表を待つ。
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