1日に供用開始した三条駅上空通路で竣工式(2005.4.20)

三条市は、20日午前10時から三条高校移転に伴って建設、1日に供用開始した三条駅上空通路の竣工式を行い、神事と式典で完成を祝った。

20日行われた三条駅上空通路の竣工式のテープカット。左から大阪自治会長競技会長、田中市議会議長、高橋市長、阿部市議、中林JR三条駅長

三条高校は4月から月岡地内に建設した新校舎に移転した。三条高校への駅の玄関口となるJR三条駅は、旧校舎は駅前方向だったが、新校舎は駅裏になり、遠回りしなければならないため、通学路整備とあわせて三条市が建設した。同駅の東三条駅側をまたぐ、いわば屋根付きの歩道橋だ。

紅白幕をめぐらして行った神事

三条駅前駐輪場から見る上空通路

工事費は4億7290万円。延長543mの通学路整備と合わせると8億3500万円余りで、15、16年度の三条市が発行した住民参加型公募債「三条市ひまわり債」を販売して調達した資金も充てた。

竣工式では地元自治会長や工事関係者など約50人が参列し、通路を真ん中あたりで仕切り、紅白幕を張った会場を設営して神事と式典を行った。式辞で高橋市長は、工事中の事故がなく、無事に完成したことを喜び、三条市ひまわり債で市民から協力してもらったことに感謝した。

事業経過報告と祝辞のあとにテープカット行い、高橋市長、田中寿三条市議会議長、阿部銀治郎市議会産業建設常任委員長、大坂博三条市自治会長協議会会長、中林三夫JR三条駅長の5人が、紅白のリボンにはさみを入れ、拍手で完成を祝った。