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県央研究所が小学生による古代米の田植え体験 (2005.5.22)
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三条市吉田、(社)県央研究所(高野雅志理事長)は21日、研究用に栽培する9種類の古代米の田植えを子どもたちから体験してもらった。
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県央研究所が行った子どもたちによる古代米の田植え
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昨年秋、卑弥呼(ひみこ)も食べたとされる古代米に直にふれることで、何かを感じとってもらえればと、初めて小学生に稲刈りを体験してもらった。それに続いて今度は田植えの体験をと行ったもので、同研究所近くに住む小学生約20人が参加した。
午後1時半に同研究所の研究田に集合。約1反(10アール)に田んぼに古代米の国司(赤米)、朝紫(紫米)、アクネモチ(緑米)、神丹穂(朱米)、紫稲、越前、新種、紫宝(黒米)、紅香(赤米もち)の9種類の苗を植えた。
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泥んこになって田植えに上機嫌子どもたち
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古代米とは何かを説明、苗の植え方を指導していよいよ田植え。子どもたちはTシャツに短パン、はだしで田んぼに入り、腰に下げたプラスチックケースから苗を1束ずつ取り出し、2、3本ずつ取り分けて植えた。 田んぼには木製で八角形の「型付け」という昔の農具で苗を等間隔に植えるための格子の線をつけてあり、その交点に苗を挿す。 最初は初体験の泥の感触に「ぐにゅぐにゅして気持ち悪い〜!」、「足が抜けな〜い!」と悲鳴を上げていたが、なれてしまえばこっちのもの。すぐに笑顔を取り戻し、「すっごく楽しい!」と、かつては重労働だった田植えを遊びに変え、ひざ上まで泥だらけにして熱中していた。
同研究所では、秋にも稲刈りも行う計画で、「イネの成長をたまに見に来てくださいね」と子どもたちが田んぼが黄金色になるまでの変化を観察してくれることにも期待していた。
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