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三条出身、北海道で成功した栗林五朔の子孫でつくる「栗林三条会」が三条市の災害復興に30万円 (2005.8.9)
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三条市出身で明治22年(1889)に北海道に渡って成功した栗林五朔(1866−1927)の子孫でつくる「栗林三条会」と、そのメンバーが経営する8社が8日、三条市の災害復興に役立ててほしいと30万円を寄付した。
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9日、三条市役所を訪れて30万円を寄付した栗林三条会のうちの栗林四世会のメンバー
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午後3時ころ、栗林五朔の4代目にあたる「栗林四世会」の7人が市役所を訪れ、高橋一夫三条市長に30万円を包んだのし袋を手渡した。
栗林五朔は慶応2年(1866)、今の三条市の西大崎で栗林得太郎の長男に生まれ、明治22年に24歳で単身北海道へ渡った。同25年(1892)に室蘭で酒屋の栗林商店を開業した後、海運業界に進出して躍進。登別温泉の開発事業にも力を入れる一方、道会議員や衆議院議員も務め、政財界で活躍。その父、徳太郎は大崎小学校開学の祖として現大崎中学校に碑が建立されている。
五朔の酒店に始まって育った企業は、運輸や商事部門など29社にのぼり、その経営者で、五朔の子孫が「栗林三条会」のメンバー。毎年、三条市へ墓参りに訪れ、これまでも大崎小学校などに寄付をしていたが、今回は墓参りとあわせて、昨年の7・13水害の復興の役に立ててもらおうと、三条市に見舞金として30万円を寄付した。寄付をした企業8社は次の通り。
(株)栗林商会=北海道室蘭市=、栗林商船(株)=東京都千代田区=、三ツ輪運輸(株)=北海道釧路市=、栗林運輸(株)=東京都港区=、苫小牧栗林運輸(株)=北海道苫小牧市=、北海道運搬機(株)=同=、徳丸真珠(株)=東京都千代田区=、日宝真珠(株)=同=
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