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燕・戸隠神社の春祭りを担う万灯組は練習に準備に大忙し (2006.5.19)
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20、21日の燕市・戸隠神社春季祭礼を前に、目抜き通りの商店街には紅白幕が下がり、祭りを盛り上げる万灯組の練習や準備も本番に向けて熱が入っている。
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18日夜、戸隠神社の集会所で練習や準備に忙しい木場小路万灯組
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春季祭礼で人気を集めるのは、万灯と「お玉さん」。万灯は、縦横約3mの大きな台車の中央に灯ろうを載せ、そのてっぺんから色とりどりの紙で飾った数十本のタケをしだれのように垂らしたもので、1812年ころから始まったとされる木場小路万灯組と、その後に作られた横町万灯組の2基ある。
浴衣の若連中が綱を引いて町内を回り、万灯の上では、太鼓や笛が威勢のいい祭囃子(はやし)を演奏し、「ひょっとこ」と呼ばれる男の子が扇子を広げて踊り続ける。
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太鼓の練習をする子どもたち
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「お玉さん」は小学生くらいの女の子の踊り子。髪を結い上げて、白塗りで目元と唇に紅を差し、それぞれの万灯組の白地のゆかたで、片袖をはずしてじゅばんを見せ、手には手差しに鈴。若連中が威勢よく歌う伊勢音頭と木遣音頭にあわせて踊る。
毎年のことだが、本番を前に両万灯組は1年のブランクの勘を取り戻す練習や万灯の準備にと追われている。木場小路万灯組では、「お玉さん」は4月の初めから週2回の練習を行っており、祭り1週間前からは毎晩の練習。あわせて、万灯の組み立ての準備も始められ、14日にクレーンを使って台車に柱を取り付け、本格的な準備にかかった。
宵宮祭を2日後に控えた18日夜も、同万灯組は戸隠神社境内の集会所で練習。太鼓や笛の演奏にあわせ赤やピンクのゆかたに足袋をはいた「お玉さん」役の女の子と扇子を手にした「ひょっとこ」役の男の子が、汗を光らて繰り返し練習していた。
その脇で若連中が万灯に下げる5色の和紙の飾り作りをしながら、歌の練習。さらに、「お玉さん」や「ひょっとこ」の衣装などを担当するお母さんたちも打ち合わせにと、子どもからおとなまで60人余りが集まり、雑然としたにぎやかさのなかでそれぞれの役割を忙しかった。
20日は、木場小路万灯組は午後3時、横町万灯組は午後4時15分にそれぞれの町内で出陣式を行い、町内へと繰り出していく。万灯の街頭踊り披露の予定は次の通り。
20日・宵宮祭 |
木場小路万灯組 |
横町万灯組 |
19:30 |
木場小路 |
16:45 |
中央1、第一生命前 |
20:00 |
神社前 |
21:00 |
神社前 |
21日・例大祭 |
木場小路万灯組 |
横町万灯組 |
9:00 |
木場小路 |
10:10 |
中央1、第一生命前 |
9:15 |
神社前 |
10:30 |
神社前 |
15:00 |
神社前 |
15:30 |
神社前 |
19:00 |
三条屋交差点 |
20:00 |
三条屋交差点 |
20:00 |
神社舞い込み |
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