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新潟県央工高で全国大会出場権をかけて平成18年度新潟県高等学校アイデアロボット三条大会 (2006.9.3)
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アイデアロボット三条大会実行委員会(実行委員長・星野光章新潟県央工業高校校長)は3日、県立新潟県央工業高等学校体育館で平成18年度新潟県高等学校アイデアロボット三条大会を開き、県内の工業科の高校生17チームが参加して手づくりロボットの競技を行った結果、長岡工業高校の「NAVI104α」が優勝、全国大会への出場を決めた。
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3日、新潟県央工高を会場に開かれた平成18年度新潟県高等学校アイデアロボット三条大会
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全国大会出場権をかけて毎年、県内3会場で県予選を行っており、新潟県央工業は今回初めてその会場のひとつになった。予選には県内の工業科のある新潟工高、中条工高、県央工高、長岡工高、柏崎工高、上越総合技術高の6高校から1校1チームから5チームの17チームが出場した。
競技は、各チームの製作したロボットを操縦してツリーにリングを掛け合い、速さと正確さを競うもの。5メートル四方の競技コートに1チームのロボットと操縦士1人が入り、A、Bの2つのコートで対戦した。
それぞれのコート内の棚に置いたリングを取りに行き、自コート内の2本のツリーの枝すべてにリングを掛け終わったら両エリアの中間の対戦ゾーンにあるツリーの枝3本にリングを掛け、最後に最上部の枝にリングを掛けた時点で勝ちが決まり、試合終了。制限時間は3分で、最後の枝にリングが掛かっていなくても、ほかの枝に掛けたリングの本数で勝敗を決めた。
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優勝した愛機「NAVI104α」を前に長岡工高の平沢君(左)と米沢君(右)。
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ロボットは、設計から数カ月かけて製作したものが多く、ギアモーターに産業用やラジコンの部品、ホームセンターで買ったスポンジやホースなどを組み合わせたオリジナル。形もイヌや恐竜のような横長ものから、真四角で背の高いものなどさまざま。置いてあるリングの取り方もツメで引っかけて引っ張るもの、はさんで取るなどそれぞれに工夫を凝らした力作が並んだ。
競技中には、引率の教諭は「落ち着いて!」、「集中!」とげきを飛ばし、ロボットが転倒して競技を終えてしまった生徒は頭をかかえて「悔しい!」と声を上げるなど、真剣勝負だった。
試合は予選のあと8チームで決勝トーナメントを行った。その結果、長岡工高3年、米沢友孝君と平沢一樹君のチーム「NAVI104α」が優勝した。この2人のチームが全国大会の切符を手にしたのは3回目。1年生だった一昨年は、中越地震の影響で出場を辞退、昨年は全国大会ベスト64止まりに終わっており、今回の全国大会に向けて米沢君は「できれば1位に」、平沢君は「できることを一つひとつやって勝ちたい」と話していた。
2位は新潟工高の伊藤大輔・本間拓君の「CANCER」、3位も新潟工高の高木大輔・水野直之君の「NT6-ACE」。開催校の県央工高は3チームが出場し、4位の「耀かがやき」が最高だった。
全国大会の第14回全国高等学校ロボット競技大会埼玉大会は11月11、12の2日間、埼玉県・さいたまスーパーアリーナで開かれる。本県の全国大会出場枠は4チームで、三条大会で優勝の1チームと、このあと開かれる長岡大会で1チーム、上越大会で2チームを決める。三条大会で優勝できなかったチームは、さらにマシンを調整し、長岡や上越大会で再チャレンジすることができる。
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