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三条市井栗の「万葉の藤」は花の盛りを過ぎるところ (2007.5.14)
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万葉集に歌われたとも言われる三条市井栗の「万葉の藤」が、花の盛りを過ぎようとしている。
万葉集十七の大原高安真人(おおはらのたかやすまひと)が詠んだ“伊久理乃母乃藤花(いくりのもりのふじのはな)”の一節が井栗のフジを指すとする説があることから昭和39年、三条市教育委員会が天然記念物の文化財に指定した。
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一見、花が咲いていないようだが、裏へ回ってみると…
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小さな紫の花を連ねて風に揺れる花房
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エノキの古木にからみついて伸びたフジはに関する記録は、今から230年余り昔、安永五年(1776)にさかのぼる。棚を作っていないので、自然の形でつるをのばし、高さ数メートル、直径十数メートルにも広がり、うっそうと葉を茂らせている。
フジと並んで梵字の刻まれた石碑を納めた小さな堂と鳥居もある。それを守るかのようにどっかりと根を張る。
青空が広がって汗ばむ陽気となった14日、花房に連なって咲く紫の花を初夏の風に揺らしていた。花は満開から散り始め。道路から田んぼの道を入ったところにる。
一見、花が咲いていないようだが、通り過ぎて見る反対側にたくさん花房がついている。
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