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県三条地域振興局がJR燕三条駅に磨き屋シンジケートが鏡面研磨を施した軽自動車を展示 (2007.8.29)
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新潟県三条地域振興局は、燕市の研磨業者が中心の共同受注グループ「磨き屋シンジケート」が昨年12月にボディーに鏡面研磨を施した軽自動車を地場産業のPRに役立てようと、28日からJR燕三条駅2階に展示した。
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JR燕三条駅2階コンコースにお目見えした「磨き屋シンジケート」が鏡面研磨した軽自動車「スバルR1」
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この軽自動車は、東京・国立科学博物館でことし初めに開かれた経済産業省と文部科学省主催の「ものづくり展」で展示したもの。鏡面研磨を施した「スバルR1」で、自動車メーカーから「iPod」のように磨いてほしいとの発案を受けて、磨き屋シンジケートが磨き上げた。
ものづくり展終了後は、国立科学博物館から無償貸与を受けて、4月にオープンした燕市磨き屋一番館=燕市小池=に展示している。
文字通り鏡のようなボディーのインパクトに注目したのが三条地域振興局。「磨き屋シンジケート」には、同振興局が技能者を認定する「にいがた県央マイスター」に認定したメンバーも含まれており、そのマイスターの技も注がれた県央地域のモノづくりの成果を見てもらい、県央地域の活性化と産地イメージ向上に役立てられればとJR燕三条駅での展示を提案した。
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2階への階段はスロープでウインチで引き上げる
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同駅は1日1万人近い乗降客があり、2階コンコースに「にいがた県央マイスターPRコーナー」を設置することで同駅の了解を得て、燕市と、磨き屋シンジケート事務局を置く燕商工会議所の協力で、鏡面研磨自動車を展示することになった。
28日は午前10時から展示作業を行った。運送業者が搬入し、2階へは階段に敷いたスロープに車のタイヤをのせて、電動のウインチで引き上げた。
2階の設置場所は、エスカレーターわきに設営業者が設置した展示台の上。電気工事業者が車をライトアップする照明設置なども設置した。輸送費を含む装飾費は約90万円。そばを通る乗降客は、ぴかぴかした軽自動車が駅の中にあることを不思議そうに眺めていた。
車を展示した「にいがた県央マイスターPRコーナー」には、ほかに県央マイスター制度の紹介パネルや県央マイスター製品も展示している。展示期間は、今のところ9月末まで1カ月間だが、そのあとは燕三条駅の指示で展示期間が決まる。
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