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越後弥彦チャリティ・サマーコンサート「地球のステージ2」は会場満席の1,000人超が来場 (2007.9.1)
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盲導犬を新潟に贈るチャリティーにと8月31日、弥彦文化会館で「越後弥彦チャリティ・サマーコンサート 地球のステージ2〜国境を越えて〜」が開かれ、会場をいっぱいにした1,000人以上の来場者は、難民キャンプなどで医療活動を続ける桑山紀彦さん=山形県=による映像と音楽、語りをミックスした「地球のステージ」を満喫、記憶に刻んだ。
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8月31日に弥彦文化会館で開かれた「越後弥彦チャリティ・サマーコンサート 地球のステージ2〜国境を越えて〜」
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弥彦村総合コミュニティセンターとなりのテニスコートで大規模な野外コンサートの計画だったが、あいにくの雨降りで弥彦文化会館大ホールに会場を変更。会場の1,050席は埋まり、立ち見も出る大入りだった。
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幕開きの越後一宮姫太鼓の演奏
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午後6時半に地元弥彦の越後一宮姫太鼓で幕開け。特別出演の県内で活躍する視覚障害者による男声合唱団「どんぐり」が合唱を5曲演奏。続いて弥彦村在住で平成18年度第56回ヘレン・ケラー記念音楽コンクールピアノ部門(中高大学の部)第1位の新潟盲学校中学部1年の近山朱里さんのピアノ演奏を披露した。
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男声合唱団「どんぐり」の合唱
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盲導犬のターシャを連れた新潟市の女性がステージに上がり、盲導犬との出会い毎日の買い物やゴミ捨てなど「自分の足で行けることが何よりうれしい」、「県内にも盲導犬を待っている人がたくさんいます。自力で歩ける楽しみを」と盲導犬のありがたさを話した。
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近山朱里さんのピアノ演奏
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盲導犬を隣りに話す女性(左)とあいさつする主催団体代表の二村さん
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コンサートを主催した「地球のステージ弥彦実行委員会」の二村清栄代表はあいさつで、盲導犬1頭を社会に出すために300万円から350万円かかり、1年でも1日でも早く弥彦で盲導犬1頭の記念コンサートを実現するために力を貸してほしいと協力を求めた。
そしてメーンの「地球のステージ2」。国際医療救援活動を展開する桑山さんが世界各地で撮影した写真の映像と、スライドによる語りとライブ音楽と組み合わせたもので、ピアノとギターの伴奏で桑山さんの歌で始まった。
桑山さんは、軽快な口調で20歳のとき初めて外国に行ったインド旅行の話から、現在に続くボランティアのきっかけになったフィリピンでの少女とそのおばあさんとの出会い、タイ・カンボジア国境の難民キャンプの様子や活動、2003年末のイラン南東部を襲った大震災の支援活動など、貧困や紛争に揺れる世界の姿の映像を大きなスクリーンに映し、歌と演奏と語りで表現した。
観客は笑いもありの軽快な桑山さんの話に引き込まれていき、世界で起きている現実をそれぞれの思いで受け止めていた。
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会場入り口では寄付をした人に二村建築が作った「弥彦犬」をプレゼント
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また、会場入り口には募金箱を設置し、寄付をしてくれた人に二村代表が社長を務める(株)二村建築の大工らが、仕事の合間に作った木製の置物「弥彦犬」や黄色いタオルをプレゼントした。集まった寄付とコンサートの収益は(財)北海道盲導犬協会に寄付する。
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