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安倍首相の辞任表明で燕、加茂の市長が対称的なコメント (2007.9.12)
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12日、安部晋三首相の突然の辞意を表明した。2月の安倍首相の燕市訪問を迎えた小林清燕市長は「突然の情報に驚いた。残念だ」、加茂市の小池清彦市長は「ひどい地方切り捨てに終止符が打たれることを心から期待している」とそれぞれのコメントし、対称的な思いを明かした。
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三条市役所のテレビに映る安倍首相に辞任表明の会見
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小林市長は9月定例会の一般質問の休憩中に安倍首相の辞意表明を知った。2月に「頑張る地方応援プログラム」の取り組みのために安倍首相は全国で初めて燕市を訪問。そのことを小林市長は、「うれしかった」と振り返る。
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ことし2月、燕市を訪問したときの安倍首相
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安倍首相は、燕市の実態を感じ取って、何とか支援して格差社会をなくそうと感じていたようだとし、「大いに期待していきたいと思っていた」と手応えをつかみ、その考えは次の首相にも「継承してほしい」とコメントした。
一方、加茂市の小池清彦市長は、参議院選挙での自民党大敗が安倍首相辞任の始まりで、大敗の理由は、言われているような大臣の失態や年金問題ではないと分析。小泉元首相の悪政があり、戦後の民主主義や平和主義の否定する流れに国民が気がついたのが原因とみる。
安倍首相は大敗の本当の理由を知らず、なおも民主主義の否定に走ろうとしていたとも。「きょうのやめ方を見ても、まずは戦後レジュームの総決算や教育の再生などと言う前に、自らを反省すべき」と手厳しい。
さらに「これで日本の戦後の民主主義と平和主義はしっかりと守られる」と安倍首相の辞任を肯定的に受け止め、「ひどい地方切り捨ても終止符が打たれると、心から期待している」とした。
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