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燕三条エフエム放送主催で県央地域初の「拉致被害者救出を願う燕三条市民集会」に1,600人来場 (2009.1.30)
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燕三条エフエム放送(株)=今泉捷治社長=は29日、県央地域地場産業振興センターで県央地域で初めての「拉致被害者救出を願う燕三条市民集会」を開き、約1,600人が入場して拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表らの思いを聞いた。
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29日開かれた燕三条エフエム放送主催「拉致被害者救出を願う燕三条市民集会」
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午後6時からアニメ「めぐみ」上映し6時半に開会。救う会新潟の馬場吉衛会長の支援の言葉などに続いて、救う会会長代行の西岡力さんによる講演のあと、西岡さんと家族会の飯塚繁雄代表、増元照明事務局長、横田滋前代表の4人をパネリスト、国定勇人三条市長をコーディネーターにパネルディスカッションを行った。
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家族会事務局の増元さん
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家族会代表の飯塚さん
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家族会前代表の横田さん
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家族会事務局の増元さん西岡さん
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パネルディスカッションでは、増元さんが、日本人の拉致被害者は100人以上いるはずだが、政府には数人を取り戻すための制裁解除ではなく、現行の制裁をすべて課して怒りを示すべきとした。
飯塚さんは、若い人にも広めてもらう必要性や官邸にメールや手紙を送り、国民の力の集中していくなど、拉致問題解決に向けて大勢の協力を求めた。
横田さんは、若い人に向けて、家から学校に行って部活動などができることは当たり前だが、幸せなことで、最も心配してくれているのは親であり、それをありがたいと感じてもらえればとメッセージを送った。
さらに西岡さんは、日本からの救出をどれくらい待っていたかと2002年に帰国した蓮池薫さんと曽我ひとみさんにに質問したことを話した。蓮池さんは3、4年は待ったが、何の音さたもなかった。結婚し、子どもが生まれ、希望を持ってしまうと返ってつらくなるのであきらめた。
一方、曽我さんは「ずーっと待ってました」と話していたと言い、夜は月や星を見て、佐渡でも家族や近所の人が同じものを見ているんだろうと考え、いつ助けに来てくれるのかと思っていたと話し、「今晩も、この三日月を田口さんやめぐみさんが(北朝鮮で)見ていると思う」。
さらに、拉致被害者は北朝鮮のメディアで蓮池さんら5人が帰国したことを知って、自分の助けを待っていると言い、「今も待っている人がいるから、日本人は日本が助ける」と国民一人ひとりの問題ととらえて頑張ろうと呼びかけた。
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市民宣言
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パネルディスカッションに続き、「拉致被害者救出を願う燕三条市民集会 市民宣言」として、県立燕中等教育学校4年の近藤優太さんと斎籐希さんの2人が、拉致被害者の一日も早い救出を願い、被害者家族と思いをひとつすることを誓う宣言文を読み上げ、その市民宣言の入った記念盾を、今泉社長から飯塚さんに贈呈した。
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今泉燕三条エフエム放送(株)社長(左)から記念の盾贈呈
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満員の客席は、アニメの上映から真剣に聴き、涙をぬぐう人も。横田めぐみさんと同い年と言う三条市の44歳の主婦は「直接、ご家族の声を聞き、自分の親や子どもだったらと考えたりしながら、あらためて早く助けてあげたいと強く感じた」。
三条市の60歳代の主婦は、「テレビで見ていて何か自分にもできることをといつも思い、心に使えていたような感じだったが、今日は署名や募金をさせてもらえてよかった」と話し、初めての同地域での集会開催を歓迎し、早期の拉致問題解決をと願っていた。
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