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4月を前に県央地域では次々と春の花が咲く (2009.3.31)
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4月を前に花の季節が到来。県央地域では、探すまでもなくあちこちで花を見かけるようになり、サクラが咲くころのピークに向けて春の花が次々と花開いている。
今の時期、最も目を集めているのがウメの花。今が盛りで、家の庭木はもちろん、畑や田んぼのあぜ道などにぽつんと立つウメが、白や淡いピンクの花を開いている。まだ緑は少なく、目の高さより上に花をつけるので、注目度は抜群だ。
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上須頃地内で咲くウメの花
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一方で、足元でもさまざまな小さな花を見つけることができる。三条市上須頃地内の中ノ口川右岸堤防道路から続く道の斜面で、一面にヒメオドリコソウが咲いているところがある。
花は紫色。花序が環状に並ぶ様子が踊り子が並んでいるように見えるのが、その名の由来。遠目にも紫のじゅうたんを敷いたように見えるほど、密集して群生している。
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ヒメオドリコソウと一緒に咲くのはオオイヌノフグリ?
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それに混じってツクシが伸び、オオイヌノフグリと思われる目を凝らさなければ見えないような小さな青い花が咲き、春の花便りを届けている。
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紫のじゅうたんのように見えるヒメオドリコソウ
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4月は「卯月」、ほかに「陰月」、「乾月」、「木葉採月」、「麦秋」、「花残月」などの異名がある。4日は「清明」で、万物がすがすがしく明るく美しいころ。さまざまな花が咲き乱れて花見シーズンを迎える。20日は「穀雨」で田畑の準備が整い、穀物の成長を助ける春の雨が降るころ。それを過ぎれば黄金連休で、地元では一気に田植えが始まる。
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