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粟ヶ岳登山をメーンに初めて三条市を会場に高校登山の北信越大会 (2009.6.21)
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新潟県教育委員会など主催の平成21年度北信越高等学校体育大会・第21回北信越高等学校登山大会が19日から21日までの2泊3日で、初めて三条市を会場に開かれ、北信越5県18校の山岳部の高校生69人が粟ヶ岳で登山競技を競い、交流した。
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19日から21日まで三条市で行われた平成21年度北信越高等学校体育大会・第21回北信越高等学校登山大会
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新潟、長野、富山、石川、福井の5県の代表の男子12校、女子6校が出場。1校1チーム4人編成で男女合わせて69人が参加し、はしかのために長野県の1校が不参加だった。
男子は開催県が4校のほかは、各県は2校が出場。本県は、インターハイ出場が決まった新潟県央工業高校を除く県で2位から5位の三条、小出、長岡大手、六日町の4校、女子は数が少ないのでインターハイ出場の新潟中央と六日町、海洋の3校が出場している。
2日目の20日がメーンの粟ヶ岳登山で、読図審査や歩行バランス、体力、装備など、安全な山登りをするための審査が行われた一方、下山後は日帰り温泉施設「いい湯らてい」で入浴、「スポーツセンターはやぶさ」で選手交流会も行われた。
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八木ヶ鼻オートキャンプ場にテントを設営してから炊事審査
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それを前に、初日19日は奇勝、八木ヶ鼻を間近に仰ぐ八木ヶ鼻オートキャンプ場を会場に、10分間以内でテントを張る幕営審査から、スポーツセンターはやぶさで天気図、地形、救急、気象のペーパーテスト、さらに夕食をつくる炊事審査も行われた。
炊事審査では、チームごとにテントわきで調理した。ポトフと炊き込みご飯、キムチ焼きうどん、麻婆ナス丼ちわかめスープ、カレーとサラダなど、チームごとに準備したメニューを取り組んだ。
湯を沸かしたり、米をといだり、野菜を切ったり、いためたり。ふつうなら腹をすかして楽しい会話も弾むアウトドアクッキングだが、ここでもペンを手にした審査員の目が光っており、生徒は黙々と調理に集中していた。
この大会は、5県の持ち回りで開かれており、本県ではこれまで妙高などが会場だった。それと比べて粟ヶ岳は標高はそれほど高くないが、今の時期は棚田の緑が美しく、7合目付近のヒメサユリが見ごろを迎えている。
周辺には日帰り温泉施設もあって環境にも恵まれており、県内でも広く知ってほしい山として三条市内の教諭らが推薦して、初めて大会会場となった。
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