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新潟国体開幕まで残りちょうど1カ月の26日、燕市へのトキ飛来を初めて確認 (2009.8.26)
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26日午前、燕市にトキが飛来しているのが初めて確認された。トキをマスコットキャラクター「トッキッキ」のモチーフにしたトキめき新潟国体が開幕する9月26日までちょうど1カ月に迫ったタイミングで、燕市にも国体開幕を告げるような飛来ともなった。
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26日、燕市の休耕田に飛来したトキ
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午前11時ころに燕市南部の休耕田で、市内に住む燕市の50歳代の男性がトキを見つけた。仕事途中、車で農道を運転していて「ちょっと違うトリがいる」と気づいた。
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青空を舞うトキ
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車内にあった双眼鏡で見ると、顔が赤く薄いピンク色をしたトキに間違いないと確信。男性は燕市に連絡し、市職員が確認して環境省に連絡した。
男性が見つけてからトキは2時間近くその場にとどまり、時々、休耕田の水の中にくちばしを入れ、えさを食べていた様子と言う。
トキは新潟国体のマスコット「トッキッキ」で知られるように顔が赤く、頭の後にのびた羽が特徴的。燕市で群れをなすシラサギよりも首は太くて短くて、くちばしは長い。体はシラサギよりぽってりして、ひと回り大きく見える。
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左が付近で見かけたシラサギ、右がトキ
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トキは農道まで約10メートルの所にいたが、見守る市職員の話し声も気に留めずにえさを食べ続けた。一度は飛び立ったがすぐに近くの田んぼに降りた。近くにシラサギもいたが、一緒に群れずに1羽でえさを探していた。
昼過ぎに到着した環境省職員によると、このトキは、個体番号03番のメス。左足に緑色、右足にピンクと黄の足環があり、正月に三条市で確認されたのも同じトキ。5月31日から8月11日まで糸魚川市、8月14日に上越市、8月24日に柏崎市で確認されていた。
燕市では市のホームページにトキの飛来を掲載して、トキを歓迎するとともに「トキをみつけたら、やさしく静かに見守りましょう」と呼びかけている。
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