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『大改造!!劇的ビフォーアフター』の匠、川口とし子さんが三条市「かじまちの家」のリフォームに挑む (2010.5.23)
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NPO地域たすけあいネットワーク(加藤裕子理事長)は23日、平成22年度総会を開き、そのなかで同ネットワークの事務所を置く三条市本町6の愛称「かじまちの家」をリフォームを担当することになった朝日放送の人気テレビ番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』の出演経験もある建築家、川口とし子さんが講演を行った。
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NPO地域たすけあいネットワークの総会で講演する川口とし子さん
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川口さんは加茂市出身で、20年ほど前に建築家として独立。アーキスタジオ川口一級建築士事務所=東京都港区南青山=代表取締役を務める。
2003年から昨年まで過去5回、『大改造!!劇的ビフォーアフター』の「匠」としてリフォームを担当。国士舘大学非常勤講師に加え、昨年4月から長岡造形大学環境造形学科の建築環境デザイン学科の教授にも就き、東京と新潟を忙しく往復し、精力的に活動している。
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NPO地域たすけあいネットワークの総会
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同ネットワークは、昭和17年建築の金物屋の建物を取得、改装。「かじまちの家」と名付け、事務所を置くとともにデイサービスを行っているが、築70年近くたった木造家屋は老朽化が著しく、雨漏りもひどくなっている。
リフォームを検討しているなかで、地元にゆかりのある川口さんの名前が上がった。川口さんは番組で「和とモダンの融合者」とも紹介され、伝統的な和風建築の「かじまちの家」のリフォームには、うってつけとリフォームを依頼した。
この日の講演は、プレゼンテーションのような形で行い、「かじまちの家」のリフォームの意図や進め方を説明する一方、番組で手掛けたリフォームの実例を裏話をまじえて楽しく話した。
「かじまちの家」のリフォームは、建て替えが約50平方メートル、改修が約150平方メートルで、できるだけデイサービスに差し障りがないようにして7月中旬から下旬に着工、12月に完成の予定。「古いものを生かしつつ、現代的な機能性をもたせていきたい」と川口さんは話しており、三条市での「匠の技」の成果が注目を集めそうだ。
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