加茂青年会議所(桑原宗巳理事長・会員46人)は、ことしで5年目になるイベント、小京都を楽しむ会「AKARIBA(あかりば) 2011」のなかで9月25日、イベント会場ともなる青海神社=加茂市加茂=であかりの結婚式「AKARIBA Wedding」を企画。結婚式を挙げるカップル1組を募集している。
対象は平成23年度中に結婚する、あるいは結婚したカップル。本番や打ち合わせ必ず出席でき、健康で体力に自信があり、イベントで撮影した写真や映像をPRのために広報誌やメディアへの提供を了承できる人。それ以外、住所や年齢の制限も設けていない。
本来の結婚式は、これとは別に行っても構わない。式にかかる衣装、ヘアメーク、神事などの費用負担はいっさいない。細かな内容は検討中だが、料亭「山重」=加茂市仲町=を出発し、商店街大通りを通って宮大門まで行列で約1キロを45分ほどかけて進む。2人は人力車に乗り、行列は稚児やお供で、往路と復路で約50人の行列を考えている。
見物客に見守られて加茂山中腹の青海神社に上り、参進の儀に始まる厳かな神前式を行う。みこも参加し、途中で新郎新婦が出会うような趣向も考えているが、2人の意向も尊重して内容を煮詰めていく。
「AKARIBA」は、加茂市を明かりで彩る当日のイベントはもちろん、明かりをともす道具を作るプロセスも含めて“小京都”にふさわしい加茂の情緒を演出し、まちづくりに役立てようと毎年開いている。年々、規模を拡大し、来場者も順調に増えており、昨年は約6,000人が来場した。
ことしも加茂山山麓付近を会場に6月26日と9月24、25日に開き、その最終日を飾るのが「AKARIBA Wedding」で、ことし初めて行う目玉だ。
「山重」では、以前から青梅神社へ人力車で向かって神前結婚式を行うブライダルを企画している。昨年の「AKARIBA」でたまたま、その結婚式と重なったのがきっかけで、ひらめいた。
副理事長の佐竹康太さん(36)=同市新栄町4=は、「大勢の人に祝福されたいという人もいることを知り、それをしつらいとして、映えるAKARIBAをやれたらいいのでは」と期待は大きい。青海神社の権禰宜(ごんねぎ)でもある情報発信委員会の古川修さん(33)は、「AKARIBAに訪れる市内外の人から祝福される思い出に残る式になります」と応募を呼びかけている。
応募締め切りは7月4日。応募は二人の名前、年齢、住所、電話番号、日中に連絡がとれる電話番号、応募の動機を明記し、二人の写真を添えて同青年会議所へ郵送か直接、提出する。書類審査後、面接審査を行う。詳しくは「AKARIBA 2011」のホームページへ。