青空が広がった第7回三条市元旦マラソン大会、過去最多の1,398人が参加して史上最大の三条市元旦マラソンに (2012.1.2)

三条市と三条市教育委員会は1日、第7回三条市元旦マラソン大会を開いた。明け方は今冬最低の-5.3まで気温が下がる厳しい冷え込みだったが、青空も見える穏やかな陽気に恵まれ、一昨年の1,312人を86人も上回る史上最多の1,398人が参加して元旦の三条を快走した。

昭和48年の旧三条市から続く大会で、通算41回目。事前の申し込みをした1,294人のうち1,077人が参加し、当日のオープン参加は321人。オープン参加用に用意した300枚のゼッケンで足りなくなる予想を上回る参加で、歩け歩けコースの10か月の赤ちゃんから83歳までの合計1,398人が出場する史上最大規模となった。

午前8時15分から三条市総合体育館で開会式を行い、昨年に続いて3キロコースにエントリーした国定勇人市長があいさつした。国定市長は、昨年は災難続きで、7.29水害から一日も早い復旧を目指し、市政もマラソンのように一歩一歩前に歩を進めたいと市民の協力を求めた。

元旦マラソンに向けて昨年、御用納めの後に3日間、練習したが、「初日は1.5キロでげろを吐きそうになりましたけれど、なんとか3キロを皆さんと一緒に頑張っていきたい」に会場の1400人は初笑い。「けがのないように最後までさわやかに走り抜きましょう！」に大きな拍手が響いた。

選手を代表して第四中学校陸上部3年の渡辺哲也選手が選手宣誓を行い、10回ごとの継続出場者表彰では、10回26人、20回4人、30回3人、同大会2人目となる40回表彰で三条市月岡、安田武至さん(66)の計34人を表彰した。

競技は例年通りの3キロコース、5キロコース、10キロコース、歩け歩けコースの4種目。それぞれが総合体育館前をスタートし、体育文化センター駐車場をゴールとした。

明け方は−5.3度まで気温が下がる今冬一番の厳しい冷え込み。3キロコースがスタートした午前9時でも−1.7度の氷点下で、路面なども凍結したままで歩道の雪はさらさら。風もなく、青空が広がる穏やかな天気のなか、スタートした選手たちは沿道の家族や友人などの声援を受けながら、顔を赤くして走った。

市外からの参加が目立ち、県外からの参加もあった。東京マラソンなどでもみられるようにマラソンをタイムレースというよりもイベント的にとらえる人が増えている。プロレスラーのようなマスクをかぶったり着ぐるみを着たりして参加した人もいた。一方で前々回の大会からタイムの計測にランナーズチップを採用したことで競技性も高まり、より幅広い層を集める大会になっている。

国定市長は3キロコースを16分37秒でゴール。長男に「速く、速く！」と急かされるわ、限界に達して歩こうと思ったところへ「市長に続け！」の声が聞こえて退路を断たれるわで、過酷なレース展開に。来年、1.5キロコースの新設をにおわせるほどのバテぶりだったが、湯気が上がるくらい気持ちのいい汗に笑顔だった。「歩け歩けコース」を除く各コースの各区分の入賞6位以上は次の通り。敬称略。