小学生がキットから自分で作ったロボットを操作して競う第2回ロボコンジャパンカップの燕三条予選大会が1日、県立三条テクノスクールで開かれ、本大会の出場権をかけて競った。
参加したのは3年生以上の小学生で、4、5年生が中心。タイムレースで65人が参加した個人戦は上位40人、8チームが参加した団体戦はタイムが6分以内を本大会出場と決めた。
ロボットは有線のコントローラーで操縦する市販のキット。キャタピラーで走行し、前面に可動式のブレードを付けたブルドーザータイプで、これまでに開かれたロボット作成教室で自分で組み立てて作った。
コースは折り返しで約8メートルの長さに橋、パイロン、S字などの障害を設け、ゴールまでのタイムを競った。個人戦は2回行ってベストタイムで順位を決め、団体戦は1チーム3人編成で3人のリレーでタイムを計測した。
会場の体育館はじっとしていても汗が噴き出す暑さで、子どもたちは全神経をロボットの操作に集中して文字通りの熱戦を展開した。
ロボコンジャパンカップは、燕三条青年会議所主催で2006年から毎年開かれた「ロボコンチャレンジカップ」を前身に、昨年から燕三条JCのOBと現役を会員とする特定非営利活動法人ロボコンジャパン(丸山光博理事長)が主催している。
本大会は、9月23日に三条商工会議所で開かれ、先に新潟会場と長岡会場で開かれた予選大会で選出された個人戦8人ずつ、団体戦が2会場の5チームとともに競う。本大会は相手の陣地にピンポン球を入れ合う対戦が加わり、8日に三条商工会議所で決勝フィールドが発表され、同時に決勝フィールドで練習もできる。