三条市は25日、福島県相馬市と災害時の相互応援協定を結ぶのにあわせて相馬市の立谷秀清市長を講師に「震災対応から生活再建」のテーマで講演会を開く。
午後2時から三条市東公民館で行い、三条市長あいさつ、災害時における相互応援に関する協定締結式に続いて、立谷市長が講演。被災現場の状況や震災対応の教訓、生活再建に向けた取り組みなどについて1時間半、聴く。
三条市では新潟市とその隣接市町村と災害時の相互応援協定を結んでいるほか、県外とはこれまで千葉県栄町、三重県菰野町と結び、ことしに入って1月に福島県伊達市と今回の相馬市、さらに3月には静岡県三島市と結ぶことが決まっている。また、岐阜県関市、福井県越前市とは災害時の相互応援も含む交流の覚書を交わしている。
相馬市は、東日本大震災で三条市へも多くの市民が避難した南相馬市の北側に隣接する。相馬市も東日本大震災で大きな被害を受け、三条市は職員を派遣している。三条市の国定勇人市長が代表世話人の「地方を守る会」で立谷市長は代表幹事を務めており、今回の被災地支援だけでなく継続的な取り組みをと応援協定を結ぶことになった。
東日本大震災から間もなく2年になるが、被災地の現状について関心をもつ人が多いだろうと、締結式とあわせて講演会を開くことにした。自治会長や民生委員に文書で案内を送付しているが、被災地の生の声が聞ける貴重な機会なので広く市民にも参加を呼びかけている。
会場の席に限りがあり、参加したい人は2月18日までに総務部行政課防災対策室(電話:0256-34-5511、内線339・469)へ申し込む。