三条市は21日、新年度当初予算案を発表したなかで、秘境八十里越体感ツアーバスを定期運行することを明らかにした。
予算額は524万9,000円。民間にマイクロバスを委託運行する半日コースで、毎週平日と休日に1日ずつ行い、道の駅漢学の里しただを発着場所に工事用道路を使って福島県只見町へ入ったところまで進んで往復するが、人の住んでいる所まで行けるどうかは関係機関と調整する必要がある。
交流拠点や「いい湯らてい」での食事付きオプションもあるほか、6月中旬から7月下旬に2回、特別コースの運行を行い、諸橋轍次記念館から八十里越工事現場を只見町の叶津口留番所へ。昼食後、河井継之助記念館を訪れて、道の駅へと進む。
目的は八十里越の暫定的な通行を契機に、通行の不自由さを逆手にとった取り組みで、参加することへ の希少性を高めつつ、「したた?郷」全体の豊かな自然と歴史・文化を融合させた観光モテ?ルを定着させるとしている。