三条まつりは15日、大名行列と舞込みが行われ、舞込みは開始直前から小雨が降るあいにくの天気となったものの、昨年を1,000人上回る 48,000人(三条市調べ)の人出でにぎわった。
大名行列がちょうど終わるころに強い雨が降り、その後も雷が鳴って小雨がぱらつくなかで舞い込みが行われた。発表によると舞込みの参加者は750組1,500人。境内は子どもを 肩車した親子とその家族などでいっぱいになり、見物客は傘を差したり、出発前の子どもたちの頭にタオルをかけたりしていた。
奴、天狗、御神馬、2基のみこしなどに続いてそのつど、肩車の親子が境内を3周して拝殿に入り、天狗や藤崎重康宮司に子どもの頭をなでてもらい、無病息災を祈った。
いつもながら境内は見物の市民でぎっしりになった。大名行列の“静”に対して舞い込みは“動”。みこしを担いで一気に拝殿を駆け上がろうとすると、上げさせまいとする奴らともみあいに。けんか腰の怒鳴り声も響いて、まさに祭りの華だ。
みこしは3度目の挑戦で拝殿に上がるのがふつうだが、一基目のみこしは一発ですんなりと拝殿へ。二基目はいつも通り3度目で上がった。最後は太鼓。一基目のみこしはを一発で上げられるのを許しただけに、「太鼓は入れねんだろ!」と気勢が上がった。
しかし、ちょうど太鼓が境内を回り始めるころから土砂降りとなり、1周したところで太鼓は切り上げて拝殿へ上がろうかと迷ったが、結局、3周。ずぶぬれの姿に「入れてやろっや」の声もあったが、予定通り3周して3回目の挑戦で拝殿に入った。
最後に三条若衆会の丸山鉄兵会長があいさつ。「おもしろかった、楽しい祭りとなりました。これも皆さんのおかげだと思いました。本当にきょう1日、ありがとうございました」とあいさつして三本締め。丸山会長を胴上げして締めくくった。