燕警察署庁舎竣工式が23日午前11時から同署で行われ、地元の関係団体などから50人余りが出席し、7日開庁した燕市の新庁舎に続いて11日、その東隣りに建設されて11日開署した新庁舎の竣工を祝った。
砂川俊哉県警本部長は式辞で、新庁舎が耐震強度が上がり、開放的、機能的な建物になったとし、「新庁舎竣工を機に、さらに市民が安心して暮らせる安全な地域社会の実現に向けまして全力で取り組んでまいりたい」と述べた。
泉田裕彦知事は、燕市の新庁舎が隣になり、「行政との連携が密になるのでは」と期待。それによって交通事故防止、治安の維持を図り、「県央地域の安全、そして人々の暮らしの心のよりどころとなって敷居が低くなって訪ねることができるような施設に」と願った。
祝辞で鈴木力市長は「今後は地域を守るシンボルとして地域の安全、安心、そして防災の新たな拠点施設となることが期待される」と述べた。燕市役所と燕署の隣接は「これからこの地域の安全、安心の取り組むのために本当に有益」とし、先に燕市の新庁舎で行われた燕市PR隊鳥、PR大使の就任式で、PR隊鳥に就任した東京ヤクルトスワローズのマスコットつば九郎が、燕署の要請で市役所新庁舎で開かれたミニコンサート来場者に対して振り込め詐欺被害防止のキャンペーン活動を行った事例を紹介した。
中村栄署長は謝辞で、警察署の竣工という新たな船出を迎えて「燕警察署の勤務員としての誇りと使命感を新たにし、管内の平穏な生活と安全、安心を確保するため、日夜、職務に精励し、市民の期待と信頼に応える覚悟」と決意を述べた。