5月31日行われた鈴木力市長の定例記者会見で、一般会計6月補正予算総額7,250万円とその内容を明らかにした。
補正を伴う最も事業費が大きいのは「商店街アーケード撤去等に対する助成」で、2,400万円。燕市宮町商店街振興組合と燕大通商店街振興組合のアーケードなどが耐用年数を大幅に超過し危険な状況なことから、利用者の安心、安全の確保を図るため、両組合が行うアーケード撤去などにかかる費用を助成する。
両組合がアーケードを改修ではなく撤去することに決めたことについて考えを求められた鈴木市長は、大きな理由は老朽化、防災上の危険性を判断をされたと思うとした。アーケードはそれぞれの組合が作ってきたものだし、その人たちの持ち物。その組合が出した結論には「特別、待ったと申し上げる立場にない」とした。
組合が撤去に利用した制度は、安全面、防災上の観点からの制度で、今までになかったような補助率で、同じようなことで課題、問題を抱えているところがたくさんあったと思うとした。今回は2/3補助だが、これを逃すと1/2ていどに戻る。それも踏まえて組合が判断されたのではとした。
撤去後の活性化策も含まれた申請書と思われ、「組合の方々のお考えを応援するようなことを市も考えていきたい」とした。
次いで大きいのが「新庁舎追加工事」1,000万円。新庁舎開庁後の市民からあった施設に対する意見を繁栄させて改修工事を行うもの。鈴木市長は「つばめホール」に設置されていない音響施設などをあげた。
ほかには、予想を大きく上回る参加のあった「Jack & Betty 教室の充実」310万円、妊娠を予定する女性等への風しん予防接種費用に対して助成する「成人風しん予防接種事業」840万円、「.学力向上(中学校数学)対策プロジェクト」29万円、そして国内で3番目の重量をもつ米納津隕石の落下の史実や宇宙、天文など自然科学への関心を深めてもらうため、国立科学博物館に展示されている米納津隕石を里帰り展示して市内外に広く発信しする「米納津隕石展示事業」101万円。