三条市が6月30日から週2回ペースで「秘境八十里越体感バス」を運行、工事用道路を使って八十里越の自然や歴史、現代土木技術を体感 (2013.6.3)

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三条市は6月30日から11月9日まで週2回のペースで「秘境八十里越体感バス」を運行し、今なお開通のめどが立たない国道289号の三条市と福島県只見町を結ぶ「八十里越」の自然や歴史、現代土木技術を感じもらう。

記者会見で「秘境八十里越体感バス」の利用をPRする国定市長
記者会見で「秘境八十里越体感バス」の利用をPRする国定市長

出発日は火曜か土、日曜で、計35回を計画。道の駅「漢学の里しただ」を午前9時に出発、午後0時半帰着。定員はマイクロバス2台の42人で、ガイドの案内を聞きながら工事現場を見学し、県境を越えて只見町に入って間もなく、第8号橋梁で折り返す。工事状況によってコースは異なり、片道約46キロから48キロになる。旅行代金は2,100円で、株式会社日本旅行が実施する。

6月6日から申し込みの日本旅行燕三条支店で受け付け、電話、来店、ウェブ、ファクス、出発日の5日前でに申し込む。テーマは「感じよう、あふれる自然・歴史ロマン・未来へつなぐ土木技術」。

「秘境八十里越体感バス」のちらし
「秘境八十里越体感バス」のちらし

3日行った記者会見で国定勇人市長は、「現代土木技術を駆使したそれぞれの橋梁のようす、トンネル工事のようすというものをご覧をいただいて、この八十里越を大いに満喫をしていただきたい」と話した。

「なかなか足を踏み入れることのできない八十里越に門戸を開いた歴史的な第一歩」で、新潟市や長岡市に住む人が日帰りや1泊2日くらいの感覚で身近に訪れてみたいという「その候補に下田郷を頭のなかに思い浮かべていく、いちばん有力な武器として八十里越を位置づけていきたい」と下田郷観光の誘客につながることに期待した。

また、これにあわせて6月30日から7月28日前諸橋轍次記念館で企画展「八十里越を行く〜峠を越えた人々〜」、6月30日午後2時から飯塚恒夫会津史学会理事を講師に講演会「八十里越を越えた河井継之助〜只見における最後の十二日間」を開く。出発日は次の通り。

6月 7月 8月 9月 10月 11月
30日(日) 2日(火) 6日(火) 3日(火) 1日(火) 3日(日)
9日(火) 10日(土) 7日(土) 5日(土) 5日(火)
13日(土) 13日(火) 10日(火) 8日(火) 9日(土)
16日(火) 17日(土) 15日(日) 12日(土)
21日(日) 20日(火) 17日(火) 19日(土)
23日(火) 24日(土) 21日(土) 22日(火)
27日(土) 27日(火) 24日(火) 29日(火)
30日(火) 31日(土) 28日(土)

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