燕市国上、道の駅国上ふれあいパーク久賀美では、29日午後6時から同所で第11回親子ホタル観賞会を開き、夕食を食べ、ビデオでホタルについて学んでから近くでホタルの飛翔を観賞してもらう。
みんなで冷たいコメのめんを使った「天ぷらぶっかけめん」を食べて始まり、新潟県ホタル保護指導員の和田勇さん=燕市大川津=からホタルの説明を聞いたりビデオを観賞したりしたあと、実際にホタルを観賞する。
見学場所は同所裏手の国上山ふもとを流れる小川の周辺、「裏ノ沢」と呼ばれる場所で、歩いて1分ほど。光を放って飛ぶホタルを観賞し、午後9時に終わる。
ホタルの飛翔シーズンにあわせた毎年恒例の観賞会。裏ノ沢では、2002年に発足した地元の「燕市長辰地区ホタルを守る会」(石井功会長)がホタルのすみやすい環境を整備し、ホタルの再生に努めている。
車のライトがあるとホタルが現れにくいので、20日から7月10日までの間、午後6時半から9時半まで同所裏手の道路を車両通行止めにするとともに、通行止めにしている間は、守る会会員が現地で番をしている。
ことしは13日に初めてホタルの飛翔が確認された。裏ノ沢に光の強いゲンジボタルとヘイケボタルの両方が飛ぶ。守る会では、ヤナギの木が大きくなってホタルの観賞の邪魔になったので、ことしは枝下ろしして見やすくした。ホタルの幼虫のえさになるカワニナを田んぼから裏ノ沢に移し、たくさんのホタルが見られるようにしている。
今月末ころが飛翔のピークとなる見込みで、時間帯は午後8時ころから9時ころの間にたくさん飛翔を見られると言う。
親子ホタル観賞会は定員70人、参加費は夕食付き800円。参加したい人は、ふれあいパーク久賀美(電話:0256-98-0770)へ申し込む。