22日夜、三条市・一ノ木戸商店街のまちのみんなの交流拠点「みんくる」で「第0回試食の陣」が開かれ、それぞれが持ち寄ったお勧めの食べ物をみんなで“試食”して楽しんだ。
「みんくる」正面のガラス戸を開放して午後5時からゆるゆるとスタート。ぽつりぽつりと参加者が訪れ、ピーク時には十数人にふくらんで席が足りないくらいになった。事前告知はほとんどせず、何やら楽しいことをやっていると通りすがりに参加する人や電話で友だちを呼んだり、よそで一杯引っかけてから参加する人もいた。
参加の条件は、お勧めの食べ物を持ち寄ること。地元では三条もんにはおなじみのメニュー、大黒亭のギョーザややなぎやのメンチカツ。燕市から春キュウリで注目を集めた本町キュウリや鳥肉のレモン和えが参戦。手作りのギョーザやケーキ、さらに駄菓子までと、何でもありだ。
日が暮れて外はゆっくりとライトダウン。「みんくる」の土間で、かつてはどこの小路でも見られたような夕涼みを思わせる、どこか懐かしい時間をにぎやかに過ごし、遠回りしないいつでも手の届く幸福を味わっていた。
とくにこれといった主催者もない不思議な集まり。次回はエダマメをテーマに開きたいというアイデアがあるが、日程も詳細も決まっておらず、ノープラン。時々、「みんくる」に立ち寄ればきっと情報が入るはずで、参加したい人は要チェックだ。
もっとも「みんくる」での開催を待つ必要はない。誰でもどこでも思い立ったらすぐにできる「試食の陣」。ゲリラ的に勝手に開催するのも、もちろんOKだ。