28日に燕市国上、道の駅国上周辺で行われる第10回酒呑童子(しゅてんどうじ)行列に向けて製作したダウン症の書家、金沢翔子さん(29)揮毫(きごう)の題字をデザインしたのぼり旗が完成。イベント会場となる道の駅国上前にずらりと並んだのぼり旗は壮観だ。
酒呑童子行列は、燕市砂小塚に生まれたと伝わる鬼、酒呑童子にちなんで毎年行われている。ことしは10回目の節目でもあり、金沢翔子さん揮毫ののぼり旗を作ることになり、金沢さんは8月5日に燕市を訪れて揮毫した題字を発表するとともに、揮毫パフォーマンスを行った。
のぼり旗は主催の燕市観光協会が1本5,000円で協賛を募り、31社から65本ののぼり旗とあわせて行列参加者を対象に行う抽選会の賞品に12社からの協賛があった。
のぼり旗は赤、青、黒の3色で、それぞれ白抜きで「酒呑童子行列」とダイナミックな書がデザインされている。1日、当日に設置する12本を除く50本余りを道の駅国上前の県道沿いを中心に立てた。
これまでも白いのぼり旗を作っていたが、圧倒的な数の3色ののぼり旗は、注目度抜群。道路を通る車のドライバーは、なにごとかとのぼり旗に見入り、十分に酒呑童子行列をPRしている。