28日、新潟市南区の旧月潟村で開かれた月潟大道芸フェスティバルにあわせて、旧新潟交通電車線を走っていた車両、通称「かぼちゃ電車」と旧月潟駅で旧新潟交通電車線を走っていた車両、通称「かぼちゃ電車」を保存する「かぼちゃ電車保存会」(丸山裕会長)は、電車と駅舎の開放やトロッコ体験を行い、ざっと1,000人の来場でにぎわった。
電車と駅舎の開放は時々、行っているが、トロッコの体験は6月の月潟まつりとこの大道芸フェスティバルにあわせた年2回だけ。ほかにもビデオ上映や記念品の販売、車内ではかぼちゃ電車が現役だった当時の車内アナウンスも流した。
絶好の秋晴れに恵まれて大勢の来場者でにぎわった。トロッコ体験は、保存するかぼちゃ電車が乗るレールの延長に1999年(平成11)に全線廃線となった蒲原鉄道で実際に保線用に使われていたトロッコに乗る体験だ。
トロッコはリヤカーの荷台くらいの小さなもの。手押しで約50メートルの区間を往復するだけだが、子どもたちには人気で、次々と乗車希望者が訪れて休みなく運行。子どもたちはにこにこだった。
大道芸フェスティバルに寄ったついでに立ち寄り、「へー、電車もあるんだ!」と驚く人も多く、昭和にタイムスリップしたような空間を楽しんでいた。