三条市棚鱗、新潟県農業総合研究所畜産研究センターは、4日午前10時から午後3時まで「ふれあい開放デー」として、ウシの搾乳体験、ひよこや子ブタとのふれあい、飼料作物で作る巨大迷路など、子どももおとなも楽しめる畜産に関連したイベントを行う。
同センターは1915年に開設され、来年で100周年を迎える。約60ヘクタールの敷地で家畜を飼育し、さまざまな研究を行っている。同センターへの理解を深めてもらおうと98年からその一角を開放して試験研究成果のパネル展示をはじめ、動物とのふれあいや体験などのイベントを行っている。
イベントは、体重約600キロもあるホルスタイン種のウシの乳をしぼる搾乳(さくにゅう)、子ブタとのふれあい、ヤギへのえさやり、ヤギの心音を聴く聴診、バター作り、ひよことのふれあいとふ化の観察、飼料作物の巨大迷路、牧草のロールお絵かき、バターづくりなど、日常ではできない体験が盛りだくさん。地域の農産物や畜産物の販売もある。
ウシの搾乳体験は、午前11時と午後1時半からの2回。各回定員30人で、開始30分前に抽選を行う。ヤギへのえさやり体験は、午前10時半と午後1時の2回、各回の15分前に整理券を配布する。
入場無料、雨が降っても実施する。虫刺されに弱い人は、虫よけの対策をした方がいい。場内は、家畜伝染病予防のため、一部地域は立ち入りを禁止としている。また、ペットは持ち込めない。
同センターは国道289号を八木ヶ鼻方向に向かい、三条市役所下田庁舎を過ぎて4キロほどの下田城カントリー倶楽部入り口でもある国道上の案内看板のあるところを右折する。