同協会の法人設立10周年を記念し、2013年度に創設した表彰制度が「がっとぎっとぐっと賞」。県内の市民が主体となった団体を対象に、過去の実績より未来志向の観点で優れた活動表彰し、称えるもの。
第2回のことしは県内から18件のエントリーがあり、スケールの大きい夢が膨らむ活動の「がっと賞」にまんなかフェス実行委員会、強いこだわりを感じる独創的な活動の「ぎっと賞」に新発田市の「写真の町シバタ実行委員会」、社会の求めに応えた共感が集まる活動の「ぐっと賞」に佐渡市の「障害者就労トレーニングファーム チャレンジド立野」を決めた。表彰式では各受賞団体が15分のプレゼンテーションを行い、賞状と賞金10万円を受けた。
まんなかフェス実行委員会は、発足してまだ2年目。三条市の若者が主体的に活動し、若者をまちづくりの担い手に育成するプラットホームとして機能しており、秋の三条マルシェでのまんなかフェスの開催や中心市街地でのイベント開催、商店街のイベントの手伝いなど多彩な活動を行っている。
その背景には若者が住みたくなるようなまちづくりを進め、若者のUターン、Iターンを増やしたいという、はっきりとした目的がある。表彰パーティーには、県内の市民団体などから約40人が出席。まんなかフェス実行委員会の近藤雅哉さん(21)は、「受賞するとは思っていなかったので、プレゼンテーションの用意がなく、慌ててつくったのでクオリティーが低い」と苦笑いしながらも、プレゼンで会場をわかせた。
表彰後は交流会が開かれた。近藤さんは「県内の団体の前で活動を発表させてもらえて良かった。できたばかりの団体なのに表彰され、審査員からいちばん夢があると言われたのがうれしかった」と受賞を喜んでいた。各受賞団体の選考委員会の講評は次の通り。
【がっと賞】まんなかフェス実行委員会
【ぎっと賞】写真の町シバタ実行委員会
【ぐっと賞】特定非営利活動法人立野福祉会 障害者就労トレーニングファーム チャレンジド立野