13日に三条市・中央商店街を歩行者天国にして開かれた9月の三条マルシェは、午後から強い雨が降って来場者は1万4,900人にとどまったものの、午前は大勢の来場者でにぎわった。
中央商店街の目抜き通りを昭栄大橋たもとからホテイヤ角の交差点までの間を歩行者天国にして初出店7店舗を含む57店舗が出店。天気が下り坂の予報だったこともあって雨の降らないうちにというわけか、午前10時のスタートとともにどっと市民が訪れた。
午後になって傘を差しても足もとがぬれるくらい強い雨が降ると客足が遠のき、まもなく雨は弱まったものの、その後は開店休業状態だった。
三条商業高校は毎回、商業クラブが「いかパン屋」を出店しているが、10月の三条マルシェには授業の一環で3年1組が7グループに分かれて出店することになっている。今回はそれに先だって缶バッジを販売する「サンカケル」、ケーキ店「ビアンポポロ」とのコラボ商品を売る「Fullty」の2グループが出店する。
人気を集めたのが「Fullty」。下田地区に生息する国の天然記念物のニホンカモシカをモチーフにした「かもしかの舞ちゃん」(200円)や7種類のクリームをサンドした「菜奈不思議エクレア」(250円)、「坂内きんちゃくん」(250円)、「早川がドーナツ焼いちゃいました」(180円)の4種類のスイーツを販売した。
担当の生徒は浴衣を着て売り子になってPRし、100個以上を用意したが、ドーナツを除いて10分ほどで完売。あわてて11時には追加を用意したが、それも予約分だけでほぼ完売した。
缶バッジの販売もカレーラーメンや車麩、本成寺の鬼などを高校生らしいユニークな視点でデザインした5種類を用意。毎回、三条マルシェに出店している商業クラブの「いかパン屋」もいつもより早く昼前には完売し、高校生が三条マルシェに新風を吹き込んでいた。