燕市・大通商店街のオーディオ専門店「SOLOT AUDIO(ソロット・オーディオ)」は13日、同店でハイレゾサウンド体感試聴会を開き、定員を大きく上回る29人が参加した。
ハイレゾ音源は、音楽CDを超える音質の音楽データのことで近年、CDや一般的なスマートホンなどにダウンロードしてヘッドフォンで聴く音質に飽き足りない人などから人気が高まっている。
しかし、ハイレゾを聴くには対応機器をそろえる必要があって敷居が高いことから、まずはハイレゾの高音質を体験してもらおうと企画した。
燕市PR大使のフルート奏者、本宮宏美さんが所属する音楽事務所「オトノハコ」(笠原厚浩社長・’新潟市西区)が共催。同店の大塚直巳店主をプレゼンターに、ヤマハミュージックジャパンAV・流通営業本部の八木伸和さんが再生機器の説明、オトノハコの笠原厚浩社長が本宮さんのハイレゾ音源の再生、大塚店長がハイレゾ音源の仕組みを案内し、ハイレゾ音源を試聴する。
試聴する音源は、本宮さんの音源のほか、用意するいろいろなジャンルのリストからリクエストしてもらう。本宮さんの音源は、ことし4月にリリースしたアルバム「天真爛漫」のハイレゾ版を聴いてもらった。
午後2時からと4時からの2回、各回定員9人で開いたが、予想を上回る申し込みがあり、1回目は16人、2回目は13人を受け入れた。用意した試聴用の曲は、CDとハイレゾの両方を用意して順に聞き比べたが、CDでは表現できない豊かで深みのあるハイレゾのサウンドは、素人の耳でも明らかに違って聞こえた。
参加者は50歳代前後の男性が中心で、市外から訪れた人も多かった。店内は立見も出て身動きができないほどだったが、全神経を耳に集中するようにしてサウンドのクオリティーの違いを実感していた。