老朽化に伴い新築した三条信用金庫の古城町支店=三条市元町=が13日、オープンした。13、14の両日は開店記念イベントのたまごプレゼントや記念定期などの契約者を対象にした秋の味覚福引大会を行っている。
午前9時に西潟精一理事長や古城町支店の佐藤昌美支店長など4人でテープカットを行い、新しくなった店舗での営業をスタートした。
新店舗は、鉄骨平屋建てで延べ床面積は122平方メートル、敷地全体は旧店舗より2割ほど広い480平方メートル、年中無休のATM1台を設置する。旧店舗では離れていた駐車場は、店舗敷地内に5台分を確保し、車で訪れる客には便利になった。
外観はアイボリーの柔らかな印象。店内は、アイボリーとグレーを基調に、壁面の一部やイスなどに施された木のぬくもりがアクセント。駐車場側の壁面がガラス張りで、自然光が差し込む明るくあたたかな雰囲気だ。
同金庫では今回の建て替え中に古城町支店の場所が、約400年前の三条城の本丸跡にあたることを知り、店舗入り口にそれを証明する「古城田畑絵図面」の複製を展示し、入り口に「三条城本丸跡」と記した標柱を設置した。
由緒ある場所と知り大切にしたいと言い、地域の人たちは知っている人も多いが、標柱などをきっかけにさらに広く知ってもらえればという。
初日はあいにくの雨降りだったが、関係者のほかにも利用客が10人ほど開店を待ち、テープカットとともにさっそく業務開始となった。
13、14日は開店記念イベントとして、来店者に6個入りのタマゴをプレゼントしている。また、窓口で新築記念の新規定期預金(1口30万円以上)、新規定期積金(1口20万円以上)、個人ローン、他行より年金受給口座の変更の取り引きをした人いは、「秋の味覚福引大会」のくじに参加できる。福引のくじを引いた来店客は、賞品のメロンやブドウを手にしていた。