三条市西本成寺地区を中心とした有志でつくるボランティアグループ「西本成寺有志会」(鈴木良三会長)は3日、会員や地域の人の交流の場になればと地元の西本成寺集会所で初めて盆栽展を開き、市内外から盆栽に興味を持つ人が次々と訪れた。
西本成寺有志会が初めて開いた盆栽展
同会は、西本成寺地区を中心にした29人が会員。15年以上前から地域のごみ拾いや側溝の泥あげ、本成寺保育園の冬囲いなどのボランティア活動を地域の防犯組合の元組合員有志で行っていたのが始まり。
盆栽を趣味とする人の発表の場が少なく、ひとりで楽しんでいる人も多いことから、発表の場を設けて同じ趣味をもつ人の交流の場の提供になればと企画。本成寺の赤門前に建つ、西本成寺集会所を会場に初めて開いた。
西本成寺有志会の会員
作品は、会員4人と地域の人4人の計8人が出品。1人が3、4点ずつを持ち寄り、合わせて盆栽26点と彫刻3点も展示した。
24畳の部屋を囲むようにマツやキク、キクやカエデなどの盆栽とイチョウの木で作った彫刻が並び、その中で出品者や来場者が歓談した。
午前9時に開場してから午前中だけで50人ほどが訪れ、出品者同士や来場者も交えて、作品についてや盆栽歴や道具をはじめ、ほかの趣味や友人関係などにも話を弾ませる人たちもいた。鈴木会長は、目的も達成できて大成功と言い、今後も続けていきたいと話していた。