燕三条地場産業振興センター内のレストランメッセピアでは、メーン料理で使用するカトラリーを燕産の高級カトラリーから選んで食事ができるサービス「選べるカトラリー」に、12月にストックホルムで開かれるノーベル賞授賞式の晩餐会(ばんさんかい)で使用されるカトラリー『ノーベルデザインカトラリー』が加わり、人気だ。
選べるカトラリーは、通常版1種類を含めてこれまで4種類での展開だったが、今回、「ノーベルデザインカトラリー」が加わり、計5種類となった。
「ノーベルデザインカトラリー」は、ノーベル賞創設90周年を記念して作られ、1991年から毎年、ノーベル賞授賞式の晩餐会で使われている。今回、同店で使用できるのは、燕市・山崎金属工業(株)で製造している7アイテム。
オールステンレスまたは金メッキのディナースプーン、ディナーナイフ、ディナーフォーク、金メッキにグリーンの目の魚をデザインしたフィッシュナイフとフィッシュフォークのほか、ケーキフォークとティースプーンの7種。背面には、「NOBEL」と、「YAMAZAKI」の文字が入る。
同店が「選べるカトラリー」を始めてから、「燕市で作っているノーベル賞のカトラリーを見てみたい」と言うリクエストも多かったという。
「選べるカトラリー」は、食事メニューで使用できるサービスで、通常はナイフ、フォーク、スプーンの3アイテムを用意しているが、「ノーベルデザインカトラリー」は、せっかくの機会を楽しんでもらいたいと、7アイテムすべてを見てもらえるようにセットすることにしている。
このほかのカトラリーは、ちょっと小さ目なジャパンスタイルの「ミルトア」(小林工業)、洋白銀器の「月桂樹」(燕物産)、アメリカで販売される「YAMAZAKI」ブランドの人気シリーズ2種で、柄が黒クロームメッキとゴールドがアクセントの「ビザンティン」とゴールドのきめ細やかな細工の「カシェ」(いずれも山崎金属工業)。
同店では現在、平成27年10月に燕市・ふれあいパーク久賀美で地産地消・新米フェア「第8回料理コンクール」の出品料理をアレンジしたランチセットを提供しており、午前11時から午後3時までデイリーランチプリンセス(1,512円)をはじめ、アフタヌーンカフェタイムの午後2時から午後6時までのプリンセスツリー(1,296円)、レイトランチプリンセス(1,512円)などを提供しており、選べるカトラリーを使用できる。
平成26年3月に導入した同サービスを、来店客の4割以上が利用している。さらに、「ノーベルデザインカトラリー」登場後は、めったにない機会を楽しみたいと人気ナンバー1。ノーベル賞受賞式の晩餐会気分を味わってみてはいかがでしょうかと来店を呼びかけている。