新潟県第四区選出の金子恵美衆院議員は10日、長男を出産して5日に政治活動を再開してから初めて地元入りし、自民党新潟県第四選挙区支部代表者会議に出席したあと、午後から三条市・三条別院などで開かれていた三条マルシェにも顔を出した。
代表者会議について金子氏は「参議院選挙に負けられないということで、とにかく頑張ろうということになった」。産休中だったため、「実際に直接、わたしの声を聞きたいということだったので、いろいろと皆さんが地域で聞かれていることとか、わたしにも話してもらったし、わたしも本音でいろいろと話し、ひとつ同じ方向でみんなでまずは参議院選挙が確実にあるので、四区をあげて頑張ろうとなった」と話した。
さらに「これから今回いろいろと地元の皆さんにお騒がせとご心配をおかけしたことを直接、これから歩いて回って説明をし、おわびをし、これからの自分の思いを伝えたいなと思ってる」。
衆参ダブル選挙の可能性も高まっているが、「衆議院に関しても四区でしっかりと自民党の議席を守るということでは皆さん同じ思いなので、これから産休期間中に動けなかったところを取り返せるように、わたしも今まで以上に頑張ると言ってきた」と言い、「(衆院選は)常にいつあってもいいようにというような体制はしっかり整えて、あらためて再出発する」と気を引き締めた。
金子氏は、出産前に切迫早産の診断で緊急入院している。「出産時に出血が多かったので、産後の肥立ちはよくなかった方だと思う」が、寝たきりになっているなどと報道されたことについては「わたしの方がえーっていうくらい、まったくそんなことはなく元気で健康そのもの。むしろ、出産後に体重が戻らないくらい」と笑いながらきっぱり否定した。
「母乳のこともあるのでしっかり食べているので、体は非常に良好、元気」と言い、実際に妊娠前よりふくよかな印象だった。
三条マルシェの会場では、市民からこれまでにも増して金子氏を励ます声が聞かれ、逆に夫の宮崎謙介元衆院議員を批判する声が多かった。「子どものことをしっかりと守るために頑張ります」と頭を下げる金子氏は、目を潤ませることもあった。
金子氏は翌日朝から委員会などがあるため、この日のうちにとんぼ返りした。