燕市は5人目の燕市PR大使として5月29日、声優の田中秀幸さんを任命する。さらに6人目には燕三条イタリアンBit(新潟市中央区)のオーナーシェフ、秋山武士さんにと準備を進めている。
29日に市役所で行うスワローズスプリングフェスのなかで田中さんの燕市PR大使任命式を行う。燕市PR大使は13年5月に東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクターつば九郎、演歌歌手上杉香織さん、フルート奏者の本宮宏美さん、8月に元プロレスラーのキラー・カンさんを任命しており、3年ぶり5人目の任命となる。つば九郎以外は燕市出身。
田中さんはテレビアニメの「ドカベン」の山田太郎、「ハイスクール奇面組」の事代作吾、「めぞん一刻」の音無惣一郎、「バリバリ伝説」の巨摩郡などの声や、さらに洋画では007シリーズでピアースブロスナン演じるジェームズ・ボンド、テレビ「王様のブランチ」のナレーションも担当している。
田中さんは東京出身だが、妻が燕市出身のこともあり、毎月のように来燕している燕市愛好家。講演なども行っており、以前からいろいろな場面で燕市をPRしてくれているという。鈴木市長は自身が中学校時代に田中さんの妻が非常勤講師だったこともあり、以前から田中さんのことを知っていたが、最近になって燕市で講演したのがきっかけで、燕市PR大使にと思いついた。
さらに6人目として検討している秋山さんは燕市出身で、燕三条産の食材や食器、調理器具などにこだわったイタリアンレストラン「燕三条イタリアンBit」は、昨年11月の第10回居酒屋甲子園全国大会で優勝し、全国レベルで注目を集める。ことしの秋、東京・銀座に出店する。そのことなどについて鈴木市長と秋山さんが話すなかで、燕市PR大使就任という話も進んだ。